中部市場
朝食は忠武路沿いにあるキムパ天国。
肉キムパ。2,500ウォン。安い。ちなみに、韓国の食べ物屋では箸やスプーンが箸立てでなくテーブルの引き出しに入っていることが多い。なので、お膳に箸がなくても慌てず引き出しを探したい。
明洞から忠武路経由で乙支路3街へ。
駅前は内装業者が多い。
中部干海物市場。
内部はたくさんの乾物店。乾物の匂いが立ち込めています。
干物?
桜エビ? と昆布。
ついでに向かいにある芳山市場も覗いてみる。
なんの市場だろうかと思っていたら、包装材の業者が集まっているエリアなんですね。
ソウルにはいろいろな市場がある。
京東市場
乙支路3街から鍾路3街経由で祭基洞へ。電車を降りた時からお年寄りの姿が多く、巣鴨みたい。
漢方薬(韓国では「韓方」と表記するそうですが)を専門に取り扱う薬令市場。
漢方の香りが一帯に立ち込めています。
しかし、駅前にあれほど集まっていたキャリーを引くお年寄りたちの姿が、薬令市場のメインストリートにはまったくない。彼らはどこへ?
人々に付いていくと、通りを挟んだ向かいにあるもう一つの京東市場の賑わいが見えてくる。
青果、精肉、鮮魚だけでなく漢方もたくさん売っており、なるほどこっちの市場に来れば事足りるんだなと納得する。
それにしても賑わっている。
いろいろなものを取り扱っていて、広過ぎず、でも、活気があるという、よい市場です。おすすめ。
ビビンパ
汗だくになってきたのでいったん明洞へ戻り、cafe coin。
ログハウス調の店内。11時頃で自分が初めてくらいの客でした。
ミルクティーピンス。茶葉にアッサムを使っているのが売りで、確かにコクがある。添えられているのはドライマンゴー。
お昼はこれまた明洞の中にある古宮。
綺麗で大きな箱。
全州伝統ビビンパ。パンチャンもいろいろ付いてきます。
昌徳宮
明洞から忠武路経由で安国。近くに現代のビルがあったりして、ランチ帰りの勤め人みたいなのが多い。
昌徳宮(チャンドックン)は朝鮮王朝期に建設された王宮の一つで、15世紀に建設されたのち、豊臣秀吉の文禄慶長の役の際に焼失したものの、17世紀に再建された。ソウル五大宮の内で唯一世界遺産に登録されている。
韓服の貸し出しが行われているらしく、着替えた人の姿を結構見る。
仁政殿。
盆地だからか、真夏のソウルはひどく蒸し暑い。ほうほうの体で秘苑ツアーの入口へ。屋外観光には向かない季節だ。
13時半より秘苑の日本語ガイドツアー。秘苑は昌徳宮の後背に控える王の私庭であり、ガイドツアーのみで入場可能。ツアーは1日に何度か行われているが、日本語のものはこの午後の1回のみ。定員が100名ということで、念のため事前に公式サイトで予約していたけれど、実際の参加者は20名弱で、これなら当日券でも十分だったかも。
宙合楼。端正な佇まいである。
宗廟とおなじように、解説嬢の説明が大変堂に入っている。
ツアーは1時間程度。7~8月は暑いため短縮コースだということだけど、それでも結構くたばってしまう。ホテルへ戻ってしばし休憩。
南大門市場
夕方は地下鉄4号線で会賢へ。5番出口を地上へ上がるともうそこは南大門市場。
南大門市場は15世紀より存在するソウルで最も古いと言われる市場。一つの市場というよりは、食品、雑貨、服飾などの様々な市場が寄り集まって巨大化した複合市場である。
建物も複数あり、それぞれ取り扱っているものが異なる。
有名な南大門野菜ホットクの屋台で、ホットクをいただく。噛むと中の蜂蜜がびゃっと飛び出し、路上にこぼしてしまう……
ロッテワールドタワー
会賢から東大門歴史文化公園で2号線へ乗り換え、蚕室へ。途中で地上(高架線)になる。わー、漢江だー、と思う。漢江を超えると再び地下へもぐり、蚕室到着。
地下道からそのままロッテワールドモールへ。
うねうねしていてトイレがどこだか分かりにくいな! ロッテワールドタワーの展望台へ。
入場可能時間が指定されることもあるということだが、平日のためかそのまま入場。
エレベーターで展望台階まで昇ると、展望台でなくシアタールームみたいなところへ通される。モニターにはニューヨークだの上海だのドバイだの他の都市の高層ビルが次々と映し出され、さあ、皆さんが来ているのはソウルのロッテワールドタワーだよー、みたいな映像。ええからはよ展望させんかいと苛立っていると、モニターがぐるっと回転し、ガラス越しに実物の風景が現れ、「おー」となる仕掛け。これ、別のところでも見たような記憶が……
ロッテワールドタワーは韓国で最も高いビル。高さは555メートルで、123階建て。2017年に開業した。
南の景色。住宅街が延々と連なっている。
北東の景色。手前の江南はタワーマンションが多い。
漢江。
展望台での注意点は、下の階から上の階へ順番に上っていきますが、基本的に下の階へは戻れないということです。屋外へ出られるのは120階のみで、それより上の階へ上っても屋内のみの展望ですが、120階へ戻ることはできません。
十分に堪能してから、ロッテワールドモールにあるロッテマートでお土産を買う。
明洞へ戻り、晩ごはんはトゥルドゥルチキン。
店内は確かにチメク(チキンでビールを一杯やること)してる人が多い。
普通のチキンとヤンニョムのハーフ&ハーフ、20,000ウォン。これ、2人前だよな……
せっかく韓国へ来ているので、Netflixでダウンロードしていた韓国ドラマ『青春時代』をちょっと観る。大学へ入学し、女性専用シェアハウスへ入居することになった主人公が、癖のある同居人たちと少しづつ関係を築いていくさまをコミカルに描くドラマ。引っ込み思案な主人公に、自分勝手なお姉さん、男大好きなイケイケ子、ルールばかりを押し付ける融通の利かない子など、シェアウェアメンバーそれぞれキャラが立っているのがよい。あとは、主人公が失敗を重ねながらも徐々にメンバーと打ち解けていくのが、こう、まさに青春というテーマでよいです。