ぶりだいこんブログ

推理小説とか乃木坂46の話をしています。

『エルデンリング』(フロム・ソフトウェア/2022)

『ダークソウル』シリーズで知られる日本のゲームメーカー、フロム・ソフトウェアが製作した大作アクションRPG。『ダークソウル』シリーズの高難易度と操作感をベースに、オープンワールド化したことで話題になり、国内外で1,400万本を売り上げている。
 大木黄金樹がそびえる「狭間の地」。プレイヤーは「祝福」を失った「褪せ人」となって狭間の地へ降り立ち、失われてしまった「エルデンリング」の破片、大ルーンをもつデミゴッドたちを倒し、エルデの王になることを目指す。

 自分は『ダークソウル』シリーズをまったく遊んだことがなかったんですけれども、人が『エルデンリング』をプレイしているのを横で見ていて、「自分ならもっと"YOU DIED"にならずにプレイできるのでは……」と思い、手を出すことにしました。
 そうしたらYOU DIEDになりまくりましたけどね。

 とにかく死にまくりますが、『エルデンリング』はいろいろな殺され方が楽しめる、殺されのテーマパークだと思いました(なにそれ)。
 例えば。
 序盤のストームヴィル城。
 通路を進むと、突然戦鷹と呼ばれる敵キャラ(通称クソ鳥)が爪で掴んだ爆弾をこちらに投げてきて爆死、YOU DIED。*1

 2回目、爆弾をかわして戦鷹を始末。通路を進むと別の戦鷹が爆弾を投げつけようと待ち構えている。

 はいはい分かってますよ、とおびきよせ爆弾をかわしてから攻撃しようとすると、

 新たにもう一羽戦鷹が飛んできて爆弾を投げつけられ、

 YOU DIED。

 3回目。2羽の戦鷹による時間差爆弾をかわし、奥へ進むと塔の脇にお宝が。喜び勇んで駆けつけると、

 塔の陰から新たな戦鷹が「残念!」と言わんばかりに爆弾を投げつけてきて、YOU DIED。

 ……
 クソがっ……!(「クソが!」は恐らく『エルデンリング』プレイ中にプレイヤーが最も発する言葉)
 しかし、この殺されのオンパレードがだんだん癖になってくるし、あらゆる場所にバリエーション豊かな死亡原因があるというのは、これはこれで豪勢な「おもてなし」であるなと思った。「装飾的な死」がエンタテインメントというのは推理小説に通じるところがある(そうか?)。

 ゲーム性とかストーリーとか、自分には語るだけの知識がないので、好きなエリアとかの話しますね。

 一番好きというか印象深いエリアはストームヴィル城かな。

 雑魚敵に何度もぶち殺されながらちょっとずつ探索を進め、だいぶ進んでも「祝福」(『エルデンリング』内のセーブポイントのこと)が現れず、「祝福はまだ? まだなの?(また雑魚敵にぶち殺されて城の始めからやり直すのは辛い……!)」と必死になりながら歩き回ったのも今となってはよい思い出。
 上から見えるんだけどどうしても行けないエリア(クリアには関係ない)があって、一生懸命ルートを探したのも印象深い(ロジェールの死の秘密が明らかになる)。いや、ほんと、ストームヴィル城のマップはよく作り込まれています。
 あと、最初にストームヴィル城を見た時、なんでこの城こんなボロボロなの……と思った記憶が(ストームヴィル城に限らず『エルデンリング』世界の建物はだいたいボロボロです)。

 リムグレイブも好き。最初のエリアだけど、一つ目のエリアがこんだけ広くて、あと8つもエリアがあるなんてこのゲームすご過ぎだろと興奮した記憶が(エリアとして一番凝っているのはリムグレイブで、後半のエリアになるにつれ若干失速気味にはなるのですが)。

 ラスボスはレベル134で倒しました。屍山血河+10と冷たい打刀+25の二刀流。うまくないので、写し身の雫ありでなんとかクリアできました。

 自分はPS4でやりました。操作自体には特に違和感を覚えることがありませんでした。PS5に比べて劣るのはロード時間ですね。YOU DIED連発時はこのロード時間がストレスにはなる。なので、PS4でも全然問題ないとは思いますが、PS5があるならPS5版の方が絶対いいでしょうね。

*1:スクリーンショットはすべて終盤にストームヴィル城へ戻ってきて撮り直したものなので、ここではYOU DIEDにはなっていませんが。