静岡市の東海大学海洋科学博物館へ行きます。周辺で利用できる「清水港まぐろきっぷ」を使います。
新幹線こだまの自由席へ乗車します。スマートEXへ手持ちSuicaを登録して初めて使ってみました。事前にネット予約すればみどりの窓口や券売機へ立ち寄る必要がなく、便利なものだなと思いました(自由席なら事前予約なしに改札を通過できるようになったりすると最高に便利ですが、混雑率調整の関係とかで難しいのでしょうか)。
静岡駅で新幹線を下車し、東海道線で折り返して清水駅へ。立派な駅舎。
駅の西口にあるしずてつジャストラインの営業所で清水港まぐろきっぷを購入します。
清水港まぐろきっぷは並盛¥2,380、大盛¥2,780、特盛¥3,280があり、今回は大盛とします。大盛は「清水港水上バス1日乗船券」+「静岡鉄道全区間1日乗車券」+「路線バス三保山の手線1日乗車券」+「提携店でのお食事¥1,000円分チケット」+「選べる観光施設利用券」+「観光施設割引券」が付いてきます。
利用計画としては下記の通りで¥960お得になる計算です。こんな計算している間に他のことしろよという話ですが、こういうこと考えてるのが楽しいので……
実費の場合 | |
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昼食 | ¥1,000 |
江尻―(清水港水上バス)→三保 | ¥400 |
東海大学海洋科学博物館(「選べる観光施設利用券」利用) | ¥1,500 |
東海大学三保水族館―(しずてつジャストライン)→三保松原入口 | ¥170 |
三保松原入口―(しずてつジャストライン)→新清水駅 | ¥340 |
新清水―(静岡鉄道)→新静岡 | ¥330 |
合計 | ¥3,740 |
注意が必要なのは、「選べる観光施設利用券」で東海大学海洋科学博物館が無料になるのは平日だけで、休日は「観光施設割引券」の方だけ適用できるそうです。今回は平日に訪問しています。
再び駅を経由して、東口へ。
河岸の市はまだ早く、人が少ない。
みやもと河岸の市店で早めの昼食。まぐろきっぷの食事チケットが使えることを確認します。
食べ終わって、建物の裏手にある水上バス乗り場へ。まぐろきっぷを見せて乗船します。
水上バスは清水駅前の江尻と三保、それからエスパルスドリームプラザのある日の出を三角形にぐるぐると循環する運航。
漠然と、市民の足的なイメージを持っていましたが、基本的には観光用途のよう(時刻表を見返すと朝夕にダイヤ設定がないので、乗らずとも市民の足でないことは分かりましたね)。
三保で下船。
東海大学海洋科学博物館。窓口でまぐろきっぷの「選べる観光施設利用券」をチケットと交換し、入館します。
白眉は海洋水槽でしょう。
一つの水槽の中に珊瑚礁、岩礁、砂底、海藻の四つのエリアをうまく並存させている。
シロワニというサメを育成していると表示にあり、「どこ?」と思った途端、目の前をぬっと横切り、「こえ~」と思いました。
水槽を内側から見ることのできるトンネルもあったのですが、新型コロナウイルス対策で閉鎖されていました。自分が訪問した際は数えるくらいの来館者だったので、そういう時は開放してもいいのでないかと思いましたが、イレギュラー運用をするのも大変でしょうからね、しかたありません。
二階にある、メクアリウムという機械仕掛けの魚の展示も面白かったです。機械化することでかえって魚の泳ぎ方が理解しやすくなるということなんですね。「こんな研究がなんの役に立つんだ」と言いそうな人のために、深海探索機の移動機構に応用されている紹介もあり。
自然史博物館はパスし、しずてつジャストラインの三保山の手線で三保の松原へ向かいます。運転手さんにまぐろきっぷを見せたところ、始めは使えないと言われ「うーん?」と思いながらも引き下がったところ、あとから「やっぱり使える、大丈夫」と言ってもらいました。わざわざありがとうございます(しずてつも販売しているのに社内であまり知られていないのだろうか……)。
三保松原入口で下車。
住宅街と松林の参道を十数分歩いて、
三保の松原へ。
残念ながら富士山は雲をかぶっている。ふーむ。
おなじ道を戻り、再びしずてつジャストラインの三保山の手線へ乗車。新清水駅へ。
まぐろきっぷ大盛購入時にもらえる静岡鉄道1日乗車券で静岡鉄道へ乗車します。
車両が真新しく、首都圏の通勤路線のようにドア上の液晶モニターもあったりして、失礼ながら驚いた。よくよく考えれば清水、静岡という規模のある都市間を結んでいるしね。こちらはちゃんと市民の足です(なので観光客として写真を撮るのが憚られた)。
終点の新静岡で降り、静岡駅前をぶらぶら。
新幹線に乗って帰りました。