成都から武陵源のある張家界市へ移動します。直行便がないので、
と乗り継ぎます。
ホテルのフロントでタクシーを頼む。タクシーの運転手は路肩を使って追い越しするのでひやひやする。成都双流空港第2ターミナル到着。入館の際、防爆検査ということで、保安検査とは別に警官による手荷物の赤外線チェックを受けた。これ、中国でもやっている空港とそうでない空港がある。成都はテロのリスクがあるんでしょうか……
成都航空のカウンターを発見し、発券。
特に見て回るものもなさそうなので、すぐに保安検査。搭乗口近くのコーヒー屋でカフェラテを飲んでいると、搭乗が始まる。これ、長沙は経由地であって、最終目的地は杭州なんですね。機体はA320。
予定通り長沙黄花空港着陸。
バゲッジクレーム後、すぐ国内線出発エリアへ。それにしても、中国はどこの空港も、国内線であっても国際線のような大きさの建物だね。たぶん、昔からある空港でなく、ある時期どんどこ新設したんだろうね。
保安検査でモバイルバッテリーを持ってるんじゃないかと問い詰められ、すわ没収かとひやひやしたが、すぐに返してくれた。で、MA60という聞いたことのない機体。あとで調べたら、中国製のよく事故る飛行機らしい。幸福航空というが全然幸福じゃないぜと思う。
しかしながら、何事もなく張家界荷花空港到着。
バゲッジクレームエリアを出ると、ガイドさんが出迎えてくれる。専用のワゴン車で張家界市の市街地を抜け、山道へ。数十分走ったところでおもむろに停車。エンジンの調子が悪いらしい。運転手のおっちゃんがその辺で水を汲んできてエンジンを冷やし再出発するが、またすぐにストップ。もうこの車はお陀仏だとのことで、走ってきた路線バスに急遽乗せてもらう。この辺り、おいおいと思わなくもないが、中国に限らず日本以外の多くの国は基本的に結果オーライの考え方なので、あまりきりきりしないこととする。
さて、「武陵源の景観と歴史地域」は、張家界森林公園、索渓谷自然保護区、天子山自然保護区など複数の自然公園から構成される広大なエリアである。メジャーな入口は2か所あり、「張家界森林公園ゲート」と「武陵源ゲート」だ。
観光客はそれぞれのゲート近くのホテルか、もしくは武陵源から1時間ほど離れた張家界市街地を基点に武陵源を観光することになる。自分は「張家界森林公園ゲート」そばの琵琶渓賓館というホテルを手配された。
3つ星ということだが、部屋へ入ると、窓ガラスのロックがないのでびっくり(あとで訊いたら、取っ手をがちゃっと押し込むと鍵がかかるとのこと。分かるかい)。あと、エアコンはありますが、冷蔵庫はありません。
ホテルへチェックイン後、その辺の食堂で昼食。ガイドさんと世間話をする。まあ、今回は一対一なのでお互いの人となりを明らかにしましょうね的な要素もあったかと思われる。
歩いて森林公園ゲートへ行き、武陵源へ入場。
さらに10分ほど歩いて園内のバスターミナルへ。バスに乗って5分ほどで黄石寨ロープウェイ乗り場へ。ロープウェイで、本日のメインである、張家界森林公園内の黄石寨景区へ上る。
どん!
アップ!
5本の指を突き立てたように見えるので五指峰。
野生の猿。この写真は可愛く撮れているが、ナチュラルに人を襲う。
少し出遅れたため、黄石寨の大回りはやめ、ショートカットして2時間程度で下山。帰りもロープウェイ。
ガイドさんにホテルまで送ってもらい、本日は解散。もう新しいチャレンジもしんどいので、持参したカップカレーを食べようと思うが、スプーンを忘れていたことに気づき、超市(スーパーマーケット)という名の個人商店へ行き、スプーンの束を買う。水道水は念のため2回煮沸したところ、没問題でした。