旅の準備
2023年5月に新型コロナウイルス関連の日本帰国時の条件がなくなったので、海外旅行を計画した。
欧米は今はなんだかややこしそうなので、アジアにする。行ったことがなく、しかし、久しぶりの海外なので難易度の高くなさそうな国がいい。
というわけで比較検討した結果、シンガポールへ行くことにした。
旅行で必要なもので、以前と比べて変わったのは、Visit Japan Webの事前登録ですかね。コロナ検疫でも使われていたが、今は日本入国時税関申告の電子化のみの用途。帰りの飛行機の中で紙に書いていたのがなくなって、地味に便利。
シンガポール入国時は短期観光旅行ならビザは不要で、代わりというわけでないが、シンガポール政府のWebサイトで「SGアライバルカード」というのを登録する必要がある。入国日を含む前三日以内で登録が可能になるので、本当に直前にやる感じ。登録を終えるとバーコードが発行されるので印刷して持参したが、提示を求められる場面はなかった。
シンガポールは旅情がないという人もいるけれど、どうでしょう。マーライオンとか、屋上に船が乗っかったホテル(マリーナベイ・サンズ)とかには行かない感じのシンガポール旅行です。はい。
成田空港
お盆前であるものの、もう夏休みに入っている人もいるだろうで、混雑しているのでないかと成田空港へ早めに赴くも、チェックインカウンター、保安検査、イミグレ共に行列ゼロ。5分くらいで出国した。
ちなみに、荷物を預けるのが有人カウンターでなく機械になっていた。海外の空港では時々見かけたけれども、人手不足対応だろうか。
プライオリティパスを持っているのでラウンジへ向かう。コロナ前の成田第1ターミナル出国後エリアは大韓航空のKALラウンジだけがプライオリティパスに対応していた。コロナ後はANAさんも日銭を稼がなければいけなかったかANAラウンジも利用可に。そろそろ本来の利用者(ANAのビジネスクラス客とか上級会員)が戻ってきてプラオリティパス対応も終了するのでないかと思っているが、2023年8月時点ではまだOKだった。
しかし、空港内の行く先々で「混雑してるとANAラウンジはプライオリティパス利用不可になるよ。IASSラウンジってところに行った方がいいよ」という看板が立っており、なんとかANAラウンジへ行かせまいという何者かの強い意志を感じる。
ちなみに、成田空港のANAラウンジは元々第5サテライトというところにあったが、第2サテライトにもう一つ新しいのができた。第5の方が広いのだが、プライオリティパス公式サイトに自分が行く時間帯は利用不可とあったので、第2の方へ行くことにしていた。
問題なく入場できた。まずまずの広さ。第2のラウンジと違い窓がなく、飛行機を眺めながら過ごすことができないのが残念。着席率は多くて5割程度か。
ANAカレーと、
ANAとんこつラーメンをいただく。
搭乗。B767-300ERで窓側席。
約7時間の飛行だが、予想外にきつかった。昔は7時間くらい平気だったのに、年を取ってしまったのかな……しかし、帰りにB787-9に乗ったら全然平気で、単純にシートピッチの差でないかと思い直した。ANAの767のシートピッチは79cmで、787-9は86cm。たかだか7cmだけど、787だと脚が組めるのだ。これが結構大きい。逆に今後中長距離の旅行は機体も考慮に入れた方がいいということか……
チャンギ国際空港
シンガポールチャンギ国際空港到着。うぉー、四年ぶりの海外だ! ちょっとどきどきしてきた。
イミグレは日本他所定国人は機械化カウンターへ誘導される。このレーンが一列しかなく、かつ機械の読み取り性能もあまりよくないため、20分くらい待たされた。シンガポールの労働生産性は日本より高いということだが、こういう割り切りをしているためもあるのでないか、などと考える。日本だとこういう場面にスタッフを配置しそうだけど、空港としての売上は別に変わらないからね。労働生産性は客の我慢から生まれる……
それはともかく入国を済ませ、バゲッジクレームエリアでシンガポールドルをゲットし、地下のタクシー乗り場へ。
深夜のためかすいすいで、15分程度でホテルへ到着。