JALのマイルが15,000ほどあって、期限が切れる前に沖縄か、もしくは韓国辺りにでも行ってみようかとぼんやり考えていたところ、思いがけず金曜に休みが取れることになった。JALの特典航空券予約ページを見ると、しかし、1週間前だと韓国往復はまったく空きがない。一方、沖縄往復はまだそれなりに便を選べる状態だったので、2泊3日で沖縄へ行くことにした。
前段で「ぼんやりと」と書いたけれどちょっと嘘で、本当はざっくりと計画を立てていた。というのも、沖縄ならグスクへ行ってみたかったのだが、著名なグスクは沖縄本島に点在している。基本レンタカーでということになるけれども、なるべく車は運転したくない。路線バスでどうにか回れないかと調べていると、4travelの下記記事を見つけた。
路線バスを駆使すれば中南部の中城城跡と勝連城跡を1日で回れるようだ。ちなみに、このDecoさんという方の旅行記は全般的に過剰なところがなく、かつ、実務的な情報が多くて、とてもよいと思った。首里城から石畳を経由して識名園を回り、バスで公設市場付近へ戻るという経路も真似させてもらった。
次に路線バスの時刻表を押さえなければならないのだが、このサイトを、目を皿のようにして眺めまわした。
というわけで、休暇取得前にあらかたの計画は立てていたのだった……
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JALのタッチ&ゴーアプリというので搭乗してみた。確かに画面になにも表示していなくてもおさいふケータイ面をスキャナーに当てることで認識される。2次元バーコードで搭乗できるようになった時も随分進化したものだと思ったけれども、これはまた。しかし、航空券情報を携帯電話へどのタイミングでダウンロードしているのだろうか? それともスキャナーでは本人認証だけして、自社のデータベースと照合しているのだろうか?(後者はないと思うが)
離陸してから10分足らずで三浦半島へ到達するの、やっぱ飛行機すごいといつも思う。
富士山だー。
那覇空港到着。
宿泊は東横イン旭橋駅前。バスターミナル近くで1週間前でも予約できるということで。中身は安定の東横イン。
まだ早い時間なので部屋には入れず、荷物だけ預けて、再びゆいレールで首里へ。
歩いて5分ほどの首里そばで昼食。噂通りの行列だけれども、回転が速いので15分ほどで着席。
沖縄そば。だしが効いていて美味しい。
守礼門(復元)。
園比屋部御嶽石門(門の奥はどうなっているのだろうと思っていたが、普通に急斜面の雑木林だった)。
見晴らしいいですねー。やはり王宮というのはこういうロケーションに作らなければいけない。
正殿(復元)。
正殿内の王座。
世界遺産に登録されているのは復元された首里城でなく、首里城跡である。床下のこれが世界遺産なのかもしれない。
首里城見学を終えて、玉陵(復元)へ。
JAL機内でもらったちゅらナビを見せて、割引を受ける。受付で、始めに建物内の展示を見なさいと案内されたが、なるほど、墓の中に入ることを許してないので、墓の中にこういうもの(王の骨を入れた陶器の箱)があるよと見せないといけないのね。で、玉陵本体を見るが、確かに外側の石壁だけを眺める感じ(首里城に比べて見学者の圧倒的に少ない理由がちょっと分かった……)。
石畳。結構急斜面。
風情がある。が、住んでいる人にとっては急斜面だし、石畳は歩きづらいし、風情を維持するのも大変だろうなと思う。
さて、石畳を下りきり、識名園まで歩いて行こうと計画していたのだけれども、目の前に急坂。え、これ登るの? とたじろぐも、Googleマップ経路検索でも、この坂を登って徒歩18分が最短ルートとのことなので、諦めて登る。
中腹まで登ってから振り返ったところ。
確かに20分程度で識名園に到着した。暑かったのもあり、くたびれる。受付の前で女性客がアイスを食べていたのを見て、ああ、アイスいいなと思い、受付横の売店でブルーシールのさとうきび味を食べる。生き返る。ここもちゅらなびで割引。
識名園(復元)。池泉回遊式の庭園ではあるのだが、石垣で経路を作っていたり、石灰岩のアーチ橋があったり、琉球独特のものがあって興味深い。
終わって、バス停で那覇バス2番を待つ。
開南で下車し、アーケード商店街をぶらぶら歩く。
だんだんディープになっていくというか、お惣菜みたいなのを店頭販売しているような店が増えてくる。
牧志公設市場。もう夕方だったせいか、店じまいしている店もあり、2階の歩も完売だった。
国際通りへ抜け出る。
A&Wで少し早めの夕食。
ルートビアは初めて飲んだけれど、なるほど、サロンパス味の炭酸飲料である。が、コーラとかも変な味のする炭酸飲料と思えば、慣れの問題とも言える。