2019年9月1日(日)に行われた乃木坂46「真夏の全国ツアー2019」の明治神宮野球場公演最終日にして、キャプテン桜井玲香さんの事実上の卒業コンサート、そのライブビューイング観ました。いろいろなコーナーがあって飽きさせないし、メンバーはみんな可愛いし、桜井さんの卒業を見届けられてよかったです。
ところで、ライブビューイングのチケット、自分は乃木坂46モバイル会員(=ファンクラブ)先行を申し込みました。先行申込は一応抽選という形を取るのですが、ライブそのものでなくライブビューイングなのでよもや落選することなどないだろうと考えていたところ、当落発表日に落選したというツイートを見てびっくりしたのです。幸い自分は当選していました。
そして、当落発表直後の一般発売でもあれよあれよと各館売り切れになっていました。e+をウォッチしていたところ、発売30分後くらいで23区は全滅、都内の販売残はイオンシネマむさし村山くらい。神奈川も全滅、千葉はT・ジョイ蘇我、シネプレックス幕張、MOVIX柏の葉、TOHOシネマズ市原など。さらに30分経つと市原以外も完売になっていました。ライブチケットそのものも入手は困難な状態ですが、ライブビューイングですらこの完売速度とは。Twitter上では、複数枚押さえたチケットを譲りたい人と、チケットを求める難民が入り乱れています(乃木坂46も数年前からライブ入場時の身分証明書は必須になっていますが、さすがにライブビューイングではそこまでしていないので、現状では転売し放題ですね……)。
下記ツイートによると、「この日は全国の映画館でライブビューイングも行われ、232館250スクリーンで約7万人を動員。」とのこと。
乃木坂46が神宮球場で「真夏の全国ツアー2019」千秋楽公演を開催。
— 横山慧 日刊スポーツ (@big_yokoyama) September 1, 2019
初代キャプテンの桜井玲香さんがグループから卒業しました。
この日は全国の映画館でライブビューイングも行われ、232館250スクリーンで約7万人を動員。
「真夏の全国ツアー」全体では全8公演で29万人動員。
https://t.co/MCUUK1j32Z
さて、そろそろ本編の話ですけれども、セットリストはこちらなどを。
乃木坂46 真夏の全国ツアー2019@明治神宮野球場・3日目ツアーFINAL セットリスト!桜井ソロ曲&夜明けまで強がらなくてもいいを最初で最後の全員で初披露!「私もこれからも乃木坂を創っていく」と力強く宣言して、キャプテン乃木坂から卒業! #桜井玲香 #nogizaka46 #乃木坂46 #真夏の全国ツアー2019 pic.twitter.com/1SYBTd3Bwr
— ガリバー (@gulliverdj) September 1, 2019
影ナレは先頭が和田まあやさんだったのでチューリップかと思ったらチューリップでした。しかし、チューリップって途中加入の生田絵梨花さん、バナナマン日村さんを除けば初期メンバーって和田さんと高山一実さんだけなんですね。川後さんも能條さんもちはるさん川村さんももういない……
ライブが始まってメンバーが登場すると、うわー、齋藤飛鳥さん可愛い、生田絵梨花さん可愛い、松村沙友理さん可愛い、北野日奈子さん可愛い、久保史緒里さん可愛い、っていうかみんな可愛い。すごく可愛い子らが笑顔でパフォーマンスしてるの、癒し……あと、岩本蓮加さんが髪切って随分雰囲気が変わり、これ、ジャストミートな人もいるよな~と思いました。
ユニットコーナーは生田さんの女性コーラスグループ風アレンジの「白米様」が白眉でした。発想が一人だけ飛び抜けている。メンバーも伊藤純奈さん、久保さん、賀喜遥香さんと1期~4期の歌ウマメンバーで揃えててよろしい。
おなじくユニットコーナーの桜井玲香さん「自分じゃない感じ」のちょいヒップホップ風アレンジは、桜井さんのダンスの切れ味が非常によくて(ファッションも決まってて)、むしろ桜井さんの本分はアイドルダンスよりこちらだったのではないかと感心しました。
バンドコーナーはプロのミュージシャンを揃えていて、さすが乃木團(乃木坂46のメンバーが氣志團の薫陶を受けて結成したバンド)と次元が違うなと思っていましたが、その中にしれっと飛鳥さんが紛れて普通にドラムを叩いてるのです。
本編最後の「Sing Out!」は、自分の観た館では小さい女の子が立ち上がって一緒に手拍子していたので、もうこの曲で優勝だなと思いました。
ダブルアンコール後は卒業生の若月佑美さんサプライズ登場。ファンにとってはおなじみの若月×桜井完結編という感じで、全れかつきファンも納得だったんじゃないでしょうか。
若月さんの卒業セレモニーでは、若月さんが最後に桜井さんに花一輪を渡して去り、桜井さんは俯いて涙をこぼすばかりでした。今回、若月さんは卒業生代表として、花束を持って卒業する桜井さんを迎えに来たのですね。おなじ涙でも意味合いが違うわけで……この話すると長くなるからやめましょうか……
全体としても、「夏表題曲」、「3期生&4期生」、「ライブオリジナルユニット」、「アンダー曲」、「生バンド演奏」とコーナー分けのメリハリが付いており、中弛みのない構成でした。途中、いい意味で「このライブ長いな……」と思っていたのですが、本編は2時間半程度で特別長いわけでもなく、構成がよかったのでしょう。また、桜井玲香さんの卒業に関する時間も十分に取られ、他のメンバーの卒業コンサートと遜色のない内容でした。楽しかった!
以下、本文に入りきらなかった余談。
- 3期生&4期生コーナーのMCで、梅澤美波さんが結構な早口の割に話が聞き取りやすく、滑舌がいいなと思いました。
- ユニットコーナーの飛鳥さんと遠藤さくらさんの「他の星から」、遠藤さんがあからさまに緊張しているのを、飛鳥さんが切れ味のよいダンスで引っ張る、というところが見物でした。
- アンコールの「ロマンティックいか焼き」で冒頭の桜井さんのソロパート「ターコイズのリング 並べたような海」が聴けてよかったです。そういえば、ライブビューイング会場は老若男女がいましたけれども、八割方が乃木坂46専用のペンライトを持参しており、八割方が「ロマンティックいか焼き」も含めてコールを入れていたのが印象的でした。
- アンダーコーナーで、ライブを欠席している井上小百合さんに代わり、生田さんが「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」のセンターを担ったのですが、これは2014年12月31日深夜の「CDTV」で、当時年齢制限で出演できなかった生田さんの代わりに井上さんが「何度目の青空か?」のセンターを務めたのの、5年越しのアンサーでした(余談の余談ですが、生田さんは「アイドルで最も重要なものの一つは文脈である」というのを十分に理解し、体現しているという点で、乃木坂46の中で最もアイドル性の高い人物だと思っています)。