中国を仕事で再訪しまして、メインは観光の話なんですが、初回は失敗エピソードを……
結論から言うと、予約していたレンタルWiFiを空港で受け取り忘れたんですね。
SIMフリーの携帯電話を持っていないので、海外へ行く時はWiFiをレンタルしています。特に中国は金盾があるので、VPNオプション付きでないとLINEできないわ、Google検索が使えないわ、Twitter見られないわでなにかと不便なわけです。
事前に予約は済んでいて、WiFi機器を日本の空港（制限区域外）で受け取るだけなんですが、今回、どういうわけか受け取り忘れてしまって。ここ5年で20回以上海外渡航していますが、こんなことは初めて。
原因として考えるのは、「(1)同行者が中国初めてだったので中国4回目の自分がリードしなきゃと無駄に舞い上がっていた」、「(2)WiFi受け取りを予定表へ登録し忘れていた」かなあ。特に(2)で、自分は忘れっぽいので、出先でやらなければいけないことは、最近は大抵Googleカレンダーへ登録して10分前にリマインドしているのですが、今回は事前に予定登録をしそびれて、当日も舞い上がって忘れていた、というところで。慣れていることでも、リマインダーに登録しておくことがやっぱり自分にとっては保険になるんだなと改めて痛感しました。
で、出国後に受け取り忘れに気づいて、顔面蒼白……
とりあえずイミグレの人に訊いたら、航空会社の窓口に行ってみたらどうかということなので、搭乗口（ANA）に行って相談するも、
- 航空会社スタッフの代理受け取りは対応しかねる。
- 逆流（再入国→WiFi受け取り→出国）は、NGではないが、既に搭乗1時間前を切っており、時間的にNG。
とのこと。空港で航空会社の方に逆らってはいけませんので、ここはおとなしく引き下がります。
現地での通信自体はよしんばなんとかなるとしても、中国VPNがないと死亡だなと思い、予約していたWiFiレンタル会社に電話して、機器は諦めるのでVPN接続情報だけでも教えてくれないかと相談したが（VPNオプションは、実際には接続先URL、ユーザー、パスワードの書いた紙が機器と一緒に同封されているだけなので、機器と関係なく、例えばホテルのWiFiからでも接続可能）、無情にも機器とセットでないと情報提供できないとのこと。
このまま中国に行ってしまうと本当に手も足も出ないので、搭乗ぎりぎりまで粘り、その場で中国VPN単独サービスを検索、この辺は初めてだったのですが、とりあえず「セカイVPN」を契約し、搭乗。
最終手段としては、以前使ったキャリア（au）の「世界データ定額」なら金盾も突破できるのですが、今回は2名だったので随分割高になってしまうし（2名で1日1,960円）、個人の携帯電話料金に加算されるから出張費精算もややこしそうで、できればWiFi＋VPNで行きたいところ。
機上では、じたばたしてもしょうがないなと頭を切り替え、Kindleで『キングダム』(53)や『約束のネバーランド』(13)を読んでいました。両方とも相変わらず面白いよね……
約束のネバーランド 13 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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大連周水子空港到着後、今度は中国でのWiFiレンタルをトライ。
1階の到着ロビーにレンタル屋があるので、その場で申し込みをします。デポジットが500元、利用料が1日30元だったかな。支払は現金NG、カードはVISAのみ。自分のANA VISAは認証が通らなくて「マジか……」となったものの、同行者の楽天VISAが通ってセーフ。窓口嬢はぶっきらぼうながらも、そこそこ親切に対応してくれ、かつ英語でコミュニケーションが取れて（中国では貴重！）、助かりました。返却は帰国時に空港のおなじ窓口で機器を渡せばOKです。
なお、社用なのでホテルから出迎えの車があったのですが、運転手のおっちゃんをずっと待たせることになってしまい申しわけなかった。とはいえ、WiFiはゲットする必要があったのでやむなしなのですが……おっちゃんは当然英語も話さないので、待たせている時に「不好意思」と声をかけたものの、リアクションは「チッ」という舌打ちのみ。まあ、そうですよね……
ホテルへ向かう車中で、WiFiに接続できて、セカイVPNに接続できて、LINEが通った時は本当に一安心しました。
現地で借りたWiFi機器は、性能は悪くなかったです。通信状況は日本で借りたものとさして変わりはないでしょう（結局、現地の通信会社次第）。むしろ、セカイVPNの方が、日中、夜間でつながらない時間帯が結構あった。早朝はさくさくだったので、負荷に耐え切れない感じなのかなと想像しました。
そんなこんなで中国旅行です。
