最近、Youtubeでjonbjgirl(じょん・びーじぇー・がーる)さんという関西在住の母娘の旅行動画を観るのが好きだ。Youtubeの旅行動画でよくあるような、本人が前面に登場して大げさなリアクションを取ったりとか、ジャンプカットを連発するとかそういうのがなく、しかしながら、画面に端々にいかにも性格のよさそうな人柄が滲み出てており、安心して観ていられる(テンポのよい演出も)。
このjonbjgirlさんが結構な頻度で台湾に行っており、2泊3日みたいな旅行を数か月に1度くらいのペースで行っている。海外旅行となるとつい1週間とかねっちりと過ごしたくなってしまうが、こういう短期多頻度旅行もよいかもなと思い始めた。
あとは、4travelで「櫻さん」という女性が台湾旅行記をたくさん上げているのだけれども、この人はタロイモという、里芋に似た東南アジアの根菜が大好きらしく、タロイモの料理やデザートを食べるためだけに台湾を旅行するようなスタイルで、こういうテーマ旅行的なのもよいなあと感じていた。
で、台北松山空港です。2018年12月に2泊3日で訪れました。空港がどうだこうだという話はもういいですよね。
というわけで、松江南京の近くにある洛碁大飯店建北館へチェックイン。
早速、歩いて光華国際電子広場の斜向かいあたりにある小巷小象。
こちらはタロイモミルクが台湾っ子に知られているお店で、上記の櫻さんの旅行記で存在を知りました。店内はおしゃれな感じで、若い女性客ばかりです。無論、「必吃」とある「芋頭西米露」をば。
ちょっといなたい象のキャラクターがいい味を出している。
スムーズなタロイモクリームに小さな透明の西米(サゴパール)が入っており、日本にはないのに日本人が好きというナイスな飲み物?です。
続けて、台北車站へ。北口にある国光客運のターミナルから、1813番の直行バスで基隆へ。
下記記事を参考に、電車でなくバスでの移動を選択したのですが、金曜夕方というのは失敗だったみたいで、渋滞にはまって台北市街を抜けるのに1時間くらいかかってしまった。
しかも、基隆でバスを降りたら本降りの雨。「基隆へは傘を忘れるな」と言うそうですが……ちなみに、この日の台北は最高気温19度ということで、日本の10月下旬くらいかと思い、厚手のシャツ1枚だったのですが、雨が降るとさすがに寒かった。羽織るものも持っていけばよかったです。
気を取り直して、連珍糕餅店。基隆の繁華街にある、タロイモを使った素朴な洋菓子が主体の、町のお菓子屋といった佇まい。店員のおばちゃんも実にぶっきらぼうなのだけれども、それがいい。
芋泥(タロイモをすり潰したもの)のショートケーキとかあるんですよ。食べたのは、芋泥球という、タロイモきんとんというべきもの。美味しい。イートインなどという気の利いたものはないので、軒先で立ち食いです。
さて、すぐ先にある基隆廟口夜市。食べ物主体の夜市ということで、楽しみにして来ました。
1軒目、王記天婦羅。
一番小さい35元のやつを注文。ご存知の通り、台湾の天婦羅はさつま揚げに近いなにかですが、中の練り物がぷりっぷりなのな。スイートチリソースもいいアクセント。
2軒目、営養三明治。ご存知、揚げサンドイッチ。クリーミーなマヨネーズみたいなのと、トマトとか野菜が入ってて美味しい。物撮りはうまくできなかった。
3軒目、天一香肉羹順。
名物である肉羹(肉つみれ)のスープを頼んだつもりが、魯肉飯も付いてきてしまった。肉羹が食べたことありそうでない絶妙な感じで美味しい。
あと、ここ、お店の佇まいがいいんだよね。せっまいテーブルで相席なんだけど、壁が取っ払われてて、隣のお店の様子も見えたりして。
4軒目、花枝焿大面炒。シンプルな塩焼きそばみたいな見た目だけど、スプーンで一掬い回し掛けしたにんにくのタレが最高に美味しい。
最後はデザートで陳記泡泡冰。
ピーナッツ氷を注文。これまた日本にない、だけど馴染みやすいお味で好きなんだけど、いくら南国といえど冬の雨の屋外で、かき氷日和とはちと言い難かった。
基隆廟口夜市はどのお店も軒先にちょっとしたベンチがあり、また、一品ごとの量も少ないので、はしごがしやすくてなかなか楽しい。本当はもう少しいろいろ見て回りたかったのだけれど、雨がやまないのでやむなく切り上げ。
帰りは台鐵で台北市街まで戻りました。