『元年春之祭』(陸秋槎)は古代中国が舞台で漢籍の引用も多く、なかなかビジュアル的な想起がしづらい作品ではあるのだが、メインとなる三人の少女の掛け合いのくだりに至り、この三人を実写キャスティングでイメージすると捗るのではないかと思った(えー)。
前回の記事からの流れで、自分が応援している女性アイドルグループ乃木坂46のメンバーからキャスティングするのであれば、というところで書いてみた。
※以下、ネタバレしています。
於陵葵(おりょうき)
クールで毒舌で読書家で強がり美少女、ということで、これはもう齋藤飛鳥さんですね。
2018年現在、日本で最も人気のある女性アイドルグループのセンターの子が一番好きな作家が貫井徳郎ってすごくないですか?
観露申(かんろしん)
旧楚の山間部の育ちで、学問的な素養はないものの感情のままに素朴に行動するところが於陵葵の気を引かせる、というところで、これは北野日奈子さんを推したい。
北野さん(観露申)と飛鳥さん(於陵葵)の関係性だと、以下の動画かなあ(22分53秒頃から)。
小休(しょうきゅう)
於陵葵に暴言暴力を連発されるけど満更でもない小休、これは与田祐希さんでしょう。
与田さん(小休)と齋藤飛鳥さん(於陵葵)の関係性はむしろ下記の写真が、一言で説明できる。
関係性でいえば、非公式なものなのでその内なくなるかもだけど、こちらも。
前回記事でも言及したけれど、著者の陸秋槎氏は日本の女性アイドルの知識もあるし、本書を読了された方なら、日本の女性アイドルを引き合いに出すのは、むしろある側面で正しい、という点もご理解いただけるのではないだろうか。
2018/9/13追記
陸秋槎先生よりお墨付きをいただきました。
ドSで文学少女である齋藤飛鳥さん本当にいいかもしれませんね。多分もう一冊の拙著「雪が白い時…」のヒロインも齋藤飛鳥さんよりふさわしいアイドルがいないと思います。
— 陸秋槎 (@luqiucha) September 13, 2018