ぶりだいこんブログ

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『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(J・A・バヨナ/2018)

 1993年のスティーヴン・スピルバーグによる『ジュラシック・パーク』に端を発するシリーズの最新作で、2015年の『ジュラシック・ワールド』の続編。前作で人間が放棄した恐竜たちの楽園イスラ・ヌブラル島に火山噴火の危機が訪れる。「ジュラシック・ワールド」の職員だったオーウェン、クレアらが恐竜たちの救出へ向かうが……監督はスペイン出身で『永遠のこどもたち』、『インポッシブル』などの作品があるJ・A・バヨナ。出演は前作に引き続きクリス・プラットブライス・ダラス・ハワードら。

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 ※ネタバレしてます。

 冒頭、ジュラシック・ワールドに潜入調査したやつらが、陸でも、海底でも、恐竜に襲われるところから始まって、そうそう、「ジュラシック」は恐竜に襲われるところが観たいんだから、入りで恐竜に襲われないとね。『ジュラシック・ワールド』は、子供たちがバカンスに行くところから始まるので、今から振り返るとそこはちょっといただけなかったですね。ただ、初代『パーク』以外でいつも思うのは、こいつら恐竜がいる島へ潜入するのに備えなさ過ぎじゃないですか。もうちょっと完璧に恐竜対策したチームとかでも作ってもらえないものか。
 その後、面々がなんとかいう財団の要請で島へ赴くが、実は恐竜保護でなく売り飛ばすのが目的だったと判明する。カットバックで、財団の孫娘がお屋敷で悪役とサスペンスフルな追いかけっこをする。これね……自分が「ジュラシック」で観たかったのは人間の追いかけっこではないんだ……もちろん、この孫娘の逃げ出したりするルートがあとの伏線になっているだろうことは分かるんだけど……老害ですみません……
 島の面々は恐竜から逃げなきゃいけないわ、火山は噴火するわで、大変そうだなー、という感じ。この辺はにこにこしながら観ています。特に、通路の奥からTレックスみたいのが点滅演出で近づいてくるの、うわー、やべー、大変そうだなー(にこにこ)、って感じです。
 後半は舞台がカルフォルニアへ移ります。自分は上でリンク貼った予告編しか観ておらず、てっきり火山島だけの話かと思っていたので、なかなか上手な予告編だったなと思いました(最近の予告編だと後半の様子も出しているみたいですね)。ただ、また、恐竜をアメリカに連れてくる話か、とも思いました。これって『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の踏襲なのかな。マルコム博士も出てくるしね。でも、『ロスト・ワールド』ってわざわざ踏襲するほどの作品でもないと思うけど……
 あと、日本の少なからぬ観客が、「ジョースター家の守護神、慈愛の女神像!!」と心の中で叫ぶ場面がありましたね。