昨日取り上げた台湾のホラーゲーム『返校 Detention』だけど、なんということなしに関連する動画をYoutubeで眺めていた。
一つ目はこれ。中視新聞台という台湾のテレビ局の2017年2月8日付けのニュースである。
詳細はよく分からないが、恐らく、『返校』の予告編撮影地である台中市の廃校に、ファンが無断で潜入して予告編を実写再現しようとした、という事件のようだ。どこでもこういうのはあるよね!
もう一つはこれ。三立新聞台という、これまた台湾のテレビ局の2017年2月26日付けのニュース(ちなみに、この動画、中国語ではありますがストーリーのネタバレをしているのでご注意)。
こちらも、先日紹介したのと同様、『返校』を製作したRed Candle Games(赤燭遊戲)を取材しているのだが、彼らが製作時に台湾の民俗的な要素を出すのに注力したというくだりの中で、次のような説明がある(動画の4:00頃から)。
※以下、ゲーム本編のネタバレ一部あり。
上段はニュース動画のテロップを、下段はそれをGoogle翻訳にかけてわずかに加工したもの(ただ、変に訳さずとも、動画を通しで観ていれば意味は概ね通じると思われる)。
遊戲裡的配樂也巧妙融入台灣元素
在緊張的氛圍裡透著熟悉
像學校老收音機
不斷傳來的雨夜花The game's soundtrack also cleverly integrated into Taiwan elements.
In the intense atmosphere reveals through familiar
Like a school old radio
「雨夜花」 continues to come
このくだりを観ていてちょっと驚いた。このメロディ、台湾人ならみんな知っているというのだ。
ゲーム本編をプレイしていた時、このピアノを弾くところがやけに難しかったのは覚えている。というのは、ラジオで流れているメロディ――9つの音符で構成されている――を覚えて、画面の鍵盤に向かって自分で弾かなければいけないからだ。単純に、メロディを耳で聴きとって鍵盤に落とし込むのが難しい。謎解きのキーというだけならもう少し短いメロディにすればよいのになあ、と思っていたが、なんのことはない、台湾人はこのメロディを一から覚える必要がないのだった。
「雨夜花」はウィキペディアの中国語版にあらましが書いてある。日本統治時代の楽曲らしい。
テレサ・テンが中国語と日本語の両方でカバーしている動画があった。